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新外来診療棟開院によせて

2012.11.26 お知らせ

医歯学総合病院長 内山 聖

新外来診療棟が開院しました。平成9年に西病棟建設が始まって以来、東病棟、中央診療棟、今回の新外来診療棟と、15年もの長い歳月を経て新しい新潟大学医歯学総合病院が完成しました。

新外来診療棟は患者さんに優しい、わかりやすい病院をめざしました。たとえば、整形外科は放射線画像検査を受けられる方が多いため両部門を同じフロアに、内科は血液検査を受けられる方が多いため、検体検査室(採血室)を隣に配置するなど、患者さんが移動される距離を短くしました。

また、これまでの外来棟は階数表示が中央診療棟や病棟と違っており、私どもでさえも戸惑うことがありました。新外来診療棟では受付階をエントランス階とし、階数表示を病棟に合わせました。診療科の表示も、循環器内科、内分泌・代謝内科など臓器別にしました。エレベーターを複数設置し、エスカレーターも新設しましたので、以前より移動が楽になったのではないかと喜んでいます。なお、わかりやすいフロア表示や案内表示を心掛けていますが、お気づきの点がありましたら、いつでもスタッフにご連絡ください。

私どもの大学病院は救急医療にも力を入れて参りましたが、新外来診療棟屋上には新潟県が導入するドクターヘリの離発着場が設置され、10月30日に本格運航が始まりました。訓練された医師と看護師が搭乗し、たとえば佐渡でしたら20分足らずで到着して、患者さんの搬送と同時に治療を開始します。新潟県の救急医療にさらに貢献できますことをとても嬉しく思います。

今後も駐車場整備と併せ周辺整備を進めて参ります。平成26年春をめどに、新外来診療棟前にレストランやコンビニ、バス待合室などが入ったアメニティーモールが完成するほか、歯学部前の道路を拡げ、外来玄関前まで新潟交通バスに来てもらう計画が進んでいます。現在は通院にたいへんなご不便をおかけしていますが、よろしくご理解頂けると幸いです。

(医歯学総合病院長 内山 聖)