顎顔面口腔外科
診療日
新患外来 | 第2月曜、第4月曜、火曜~金曜 ※水曜、木曜は紹介状のある方のみ |
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再診外来 | 月曜~金曜 ※原則予約制 |
外来受付電話番号 |
025-227-2951 025-227-2952 025-227-2957 025-227-2960 ※予約変更・キャンセルの場合は、月曜日~金曜日(祝祭日を除く。)の午後2時~午後4時の間にお願いします。 |
外来担当医表
外来名 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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新患 | 紹介状あり | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
紹介状なし | 偶数週 | ○ | – | – | ○ | |
再診 | 予約制(急患は対応いたします) | |||||
新患担当者 | 外来に掲示します | |||||
口腔外科疾患全般 | 全医局員で対応します | |||||
特色ある診療 | 口蓋裂等の先天異常 | 冨原 圭・上野山敦士・小林亮太 佐藤真由美(言語聴覚士)・大湊 麗(言語聴覚士、非常勤) | ||||
口腔腫瘍・顎骨再建 | 冨原 圭・平井秀明・上野山敦士・齋藤夕子・隅田賢正・木口哲郎 | |||||
顎変形症・顎関節疾患 | 冨原 圭・上野山敦士・笠原 映・小林亮太 | |||||
周術期等 | 齋藤夕子・山田 葵 |
受付場所
外来診療棟4階 歯科受付2
診療科のご案内
当科の診療体制は、口腔腫瘍診療班、口蓋裂・顎変形症診療班、顎関節・顎顔面外傷診療班、有病者歯科診療・感染症診療班に分かれ、それぞれに高い専門性を備えて全人的医療に取り組んでおります。治療の最終ゴールを手術後の口腔機能回復やリハビリテーションまで見据え、インプラントや顎義歯など他の歯科医療分野との連携により患者さんに満足いただける質の高い診療を心がけております。また、その診療の裏付けとなるための基礎研究や臨床研究にも積極的に取り組んでおり、研究成果の一部は、ティシューエンジニアリングとして難治性の口腔疾患に対する臨床応用がすでに開始され、高い治療効果を示しております。
日進月歩の医療において、いまや単独の診療分野のみでの発展には限界があり、口腔外科においても幅広く他分野との融合を模索しなければなりません。従来の技術や知識の取得にとどまることなく、常に新しい分野の知識を吸収しチャレンジする精神で、構成員一同は力を合わせて、口腔外科疾患に苦しむ患者さんに最良の治療を行えるよう日々取り組んでおります。
概要
当診療室は、口腔腫瘍、口蓋裂・顎変形症、顎関節症・顎顔面外傷など様々な口腔外科疾患に対する専門治療を行っております。治療のゴールを術後の口腔機能回復まで見据え、インプラントや顎義歯など他の歯科医療分野との連携により患者さんに満足いただける質の高い診療を心がけております。また、その診療の裏付けとなるための基礎研究や臨床研究にも積極的に取り組み、研究成果の一部はティシューエンジニアリングとして難治性口腔疾患に対する臨床応用がすでに開始され、優れた治療効果を示しております。
日進月歩の医療においては、単独の診療分野のみでの発展には限界があり、口腔外科においても幅広く他分野との融合を模索しなければなりません。従来の技術や知識の習得にとどまることなく、常に新しい分野の知識を吸収しチャレンジする精神で、口腔外科疾患に苦しむ患者さんに最良の治療を行えるよう全人的医療に取り組んでおります。
取り扱っている主な疾患
当診療室は口腔疾患に対する高度で専門的な医療として、口腔がん、顎顔面領域の先天性疾患(唇顎口蓋裂など)、顎変形症、インプラント治療、顎関節疾患、埋伏歯の抜歯などの口腔外科治療の他、難治性の口腔粘膜疾患や顎口腔領域の炎症性疾患に対する口腔内科的治療までを幅広く担当しております。特に本院の口唇裂・口蓋裂診療チームにおける口蓋裂の一貫治療では、長期にわたる良好な経過を報告しています。また、口腔がんの治療では、特に進行したがんに対して従来の治療法に加え、分子標的薬や免疫治療薬などの新薬を用いた新しい治療法を積極的に取り入れております。さらに、手術によって切除された顎骨(あご)などに対し、患者さんご本人から採取された骨膜の培養細胞を応用した再生医療を行っております。
特色ある治療
口腔がんは、人口の高齢化とともに患者さんの数は増加しております。口腔がんの治療では、患者さんが再び食べ物を噛んだり飲み込んだり、話をしたりできるよう、大切な機能の回復までを考えた治療が必要となります。具体的には手術で切除した部分に自分の骨や皮膚、筋肉などを移植する再建治療や、インプラント、義歯などによって回復させる治療を他の診療室と連携し、患者さんに満足いただける質の高い治療を目指しております。また、放射線治療や放射線と化学療法(抗がん剤や分子標的薬)の併用などによる外科手術以外の治療についても有効と思われる場合には積極的に行っております。近年では、免疫治療薬も口腔がんに適応となったことから、治療の選択肢はさらに広がっております。
口唇口蓋裂は、県内外から毎年約30例の新患を受け入れております。医科歯科連携、地域連携、多職種連携のもと、形成外科、小児科、矯正歯科、言語治療室などとともに病院全体で診療チームを構成し、患児の成長発育に合わせた一貫治療にあたっております。当科としては、生まれてすぐの哺乳指導(哺乳床の製作、調整)から治療を開始し、理想的な言語発達と綺麗な噛み合わせを目指す二段階口蓋形成法(1歳半で軟口蓋形成術、4歳で硬口蓋閉鎖術)を実践する中で、患児は勿論、ご家族にも優しい治療環境を整えてきました。当科開設以来、治療にあたった症例は1400例を超え、その実績は各方面で高く評価されております。また、他施設で加療された症例でも、その病態を適切に評価して対応(咽頭弁形成術、顎裂部骨移植術、顎矯正手術、スピーチエイドなど)しております。多くの経験を基盤に、形態と機能のさらなる改善に向けた診療に努めております。
当診療室では歯槽骨および顎骨(あご)の委縮や欠損をもつ患者さんに対する培養自家骨膜細胞による再生医療を国内で唯一実用化しています。保険診療で行われる自家骨の移植による一般的な治療法に加えて、主にインプラント治療を受ける患者さんを対象にして、患者さんご自身の顎の骨の表面から採取した細胞を培養することによって製造した培養自家骨膜細胞を用いた自由診療(自費負担)の再生医療を提供しています。これは当科が10年以上の実績をもつオリジナルの治療であり、保険診療で行う従来法では治療が難しい重度の骨委縮において良質な骨の再生を可能にします。同時に、手術の範囲を小さくでき、入院期間も短くできるので、患者さんの負担を軽減することができます。
治療・手術件数
治療・手術の名称 | 件数 |
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先天性疾患・顎変形症手術 | 53件(2023年) |
悪性腫瘍手術 | 29件(2023年) |
良性腫瘍手術 | 14件(2023年) |
抜歯・嚢胞性疾患手術 | 227件(2023年) |
顎顔面外傷手術 | 3件(2023年) |
唾液腺疾患手術 | 3件(2023年) |
インプラント関連手術 | 2件(2023年) |
炎症疾患手術 | 19件(2023年) |
顎関節疾患手術 | 1件(2023年) |
施設認定
- 公益社団法人日本口腔外科学会認定 研修施設
- 特定非営利活動法人日本口腔科学会認定 研修施設
- 一般社団法人日本口腔腫瘍学会認定 研修施設
- 一般社団法人日本顎関節学会認定 研修施設
- 一般社団法人日本有病者歯科医療学会認定 研修施設
- 一般社団法人日本小児口腔外科学会認定 研修施設
- 日本がん治療認定医機構認定 研修施設
- 口腔顔面神経機能学会認定 研修施設
専門医、認定医
専門医・認定医の名称 | 人数 |
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口腔外科指導医、専門医、認定医 | 専門医4名(内、指導医3名)、認定医6名 |
口腔科学会指導医、認定医 | 認定医2名(内、指導医2名) |
日本がん治療認定医機構 |
認定医2名 |
日本顎関節学会歯科顎関節症専門医、認定医 | 認定医1名 |
日本有病者歯科医療学会日本有病者歯科医療専門医、認定医 | 専門医2名、認定医1名 |
日本口腔腫瘍学会口腔がん専門医 | 専門医1名 |
口唇・舌感覚異常認定医 | 認定医2名 |
日本組織移植学会認定医 | 認定医1名 |
歯科臨床研修指導医 | 7名 |