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診療科・部門

耳鼻咽喉・頭頸部外科

診療日

新患外来 火曜、木曜、金曜
※紹介状のある方のみ
※FAX予約が必要です
再診外来 火曜、木曜、金曜(特殊外来)
外来受付電話番号 025-227-2623

外来担当医表

外来名・曜日
初診
(午前のみ)
休 診
(手術日)
堀井 新
泉 修司
正道隆介
馬場洋徳
休 診
(手術日)
山岸達矢
八木千裕
植木雄志
佐々木崇暢
大島伸介
甲斐竜太
高橋剛史
岩井玄樹
再診
(専門外来)
午前難聴・めまい山岸達矢
八木千裕
北澤明子
大島伸介泉 修司
鼻咽喉岩井玄樹馬場洋徳
若杉 亮
佐々木崇暢
宮島宏美
若杉 亮
腫瘍高橋剛史
横山侑輔
正道隆介
尾股 丈
横山侑輔
植木雄志
尾股 丈
午後難聴・めまい 泉 修司山岸達矢
八木千裕
川浪孝介
(2,4週のみ)
大島伸介
鼻咽喉馬場洋徳
高橋奈央
(4週のみ)
佐々木崇暢岩井玄樹
腫瘍正道隆介植木雄志高橋剛史

受付場所

外来診療棟エントランス階 耳鼻咽喉・頭頸部外科受付

外来診療棟エントランス階 耳鼻咽喉・頭頸部外科受付

診療科のご案内

診療科長 堀井 新

概要

きこえ、バランス、におい、味などの感覚器や呼吸、嚥下、発声など生命に維持に重要な器官の病気を取り扱っています。幅広い分野であるためそれぞれに高い専門性が求められますが、当科では、耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域のあらゆる疾患に、専門的な対応ができる診療体制をとっています。具体的には、耳疾患、めまい、顔面神経麻痺、鼻疾患、顔面・口腔・咽頭・喉頭・頸部疾患、悪性腫瘍、先天性奇形、音声障害、嚥下障害、睡眠呼吸障害、言語発達遅滞などの診断と治療にあたっています。初診の方は、紹介元の病院/医院より新患予約をとり、新患外来で診察します。その後必要に応じて、精密検査(完全予約制)を施行し、各専門外来(完全予約制)で診断・治療を行います。

取り扱っている主な疾患

  • 外耳疾患(外耳道炎、外耳道真珠腫、外耳腫瘍など)
  • 耳疾患(中耳真珠腫、慢性中耳炎、耳硬化症、中耳奇形など)
  • 側頭骨頭蓋底疾患(聴神経腫瘍、グロームス腫瘍、顔面神経鞘腫、聴器癌など)
  • 先天性難聴、若年発症型両側性感音難聴、遺伝性難聴
  • 突発性難聴、騒音性難聴、全身疾患に伴う難聴
  • 耳鳴
  • めまい(メニエール病、良性発作性頭位めまい症、持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)など)
  • 顔面神経麻痺
  • 副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、副鼻腔真菌症
  • アレルギー性鼻炎
  • 嗅覚障害
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 慢性扁桃炎、病巣扁桃
  • 味覚障害
  • 咽喉頭異常感症
  • 頭頸部良性腫瘍/悪性腫瘍(聴器、鼻副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、唾液腺、甲状腺、頸部など)
  • 音声障害(声帯ポリープ、声帯結節、ポリープ様声帯、反回神経麻痺、痙攣性発声障害など)
  • 嚥下障害

特色ある治療

難治性めまいの診断・治療

めまい症状のほとんどは内耳疾患に起因するものであり、特に繰り返すめまい、難聴を伴うめまい、慢性のめまいは耳鼻咽喉科で聴力を含めた精密検査が必要です。近年、慢性めまいの診断のひとつとして持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)の概念が提唱されました。PPPDは機能性疾患であり、きちんと診断できれば治療が可能です。当科ではバラニー学会で策定したPPPDの診断基準策定に当初からかかわり、日本語訳にも携わってきた経緯から、全国から多数の患者さんが来院されています。現在では、当科で作成したPPPDの問診表は全国、全世界で利用されています。当科では、PPPDに対して、薬物療法、リハビリに加え認知行動療法を行っています。さらに、PPPD以外の慢性めまいに対しても、リハビリ治療、感覚代行など新しい治療方法の開発に取り組んでいます。

機能改善をめざした手術・治療

耳、鼻、のどは、人が生きていく上で重要な機能をもっています。耳鼻咽喉科ではそれぞれの臓器障害の機能を回復させ、QOL向上を目指した治療を行っています。具体的には、きこえを回復させる、鼓室形成術やアブミ骨手術の他、高度難聴例に対しては人工内耳埋込術を行っています。特に真珠腫に対する鼓室形成術は全国有数の治療成績です。鼻疾患では近年増加中である、好酸球性副鼻腔炎に対して、鼻閉、嗅覚の改善を目指したナビゲーション下で内視鏡下副鼻腔手術を行い、場合によっては、生物学的製剤も使用しています。また、アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法など、手術以外の治療も積極的に行っています。のど疾患では、睡眠時無呼吸症候群に対する口蓋扁桃摘出術の他、リハビリテーションで回復困難な高度の嚥下障害に対して、嚥下機能改善手術を行っています。また、痙攣性発生障害に対して、ボツリヌス毒素製剤を用いた治療も外来で行っています。

頭頸部癌の集約的治療と甲状腺・副甲状腺手術

耳鼻咽喉科領域に発生するすべての悪性腫瘍に対して、手術療法、放射線療法、化学療法から最適な治療を選択し、必要があれば、これらを組み合わせた集学的治療も行っています。手術に関しては、可能な限り機能の温存を目指し、個々の患者さんに最も適切な手術を提案しています。さらに近年発達してきた化学療法については最新の治療プロトコールを導入しています。化学療法については、内容によって外来通院治療も可能となっています。また当院では甲状腺・副甲状腺疾患の手術治療は耳鼻咽喉科で担当しています。内分泌疾患は術後のホルモン調節が重要ですが、できるだけ臓器温存、特に副甲状腺の温存に努めて、術後の補充治療が不要になるようにしています。

治療・手術件数

治療・手術の名称 件数
鼓室形成術 81件(2022年度)
アブミ骨手術 17件(2022年度)
人工内耳手術 20件(2022年度)
口蓋扁桃摘出術 58件(2022年度)
甲状軟骨形成術 13件(2022年度)
内視鏡下副鼻腔手術 130件(2022年度)
頭蓋底腫瘍手術 2件(2022年度)
甲状腺(良性・悪性)・副甲状腺 129件(2022年度)
頸部郭清術 33件(2022年度)
皮弁再建術 16件(2022年度)

施設認定

  • 一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部学会専門医制度認定施設
  • 一般社団法人日本耳科学会認定 耳科手術指導医認可研修施設
  • 一般社団法人日本鼻科学会認定 鼻科手術指導医認可研修施設
  • 特定非営利活動法人日本頭頸部外科学会認定 頭頸部がん専門医指定研修施設
  • 日本がん治療学会認定医機構 認定研修施設
  • 一般社団法人日本内分泌外科学会 認定施設

専門医、認定医

専門医・認定医の名称 人数
耳鼻咽喉科専門医 14名(2022年度)
耳鼻咽喉科専門研修指導医 11名(2022年度)
頭頸部がん専門医 4名(2022年度)
頭頸部がん指導医 2名(2022年度)
がん治療認定医 4名(2022年度)
耳科手術指導医 2名(2022年度)
内分泌外科専門医 1名(2022年度)
補聴器適合判定医 1名(2022年度)
補聴器相談医 10名(2022年度)
めまい相談医 4名(2022年度)
嚥下相談医 1名(2022年度)
騒音性難聴担当医 2名(2022年度)
難病指定医 7名(2022年度)