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診療科・部門

呼吸器・感染症内科

診療日

新患外来 月曜~金曜
※紹介状のある方のみ
※FAX予約が必要です
再診外来 月曜~金曜
※原則予約制
外来受付電話番号 025-227-2534

外来担当医表

外来名・曜日
新患菊地
永井
柳村
田中知
柴田
尾方
番場
小屋
大坪
柳村
渡部
青木信
野嵜
木村
才田
穂苅
再来呼吸器1高田青木信
大坪
青木亜
呼吸器2小屋長谷川(AM)
永井(PM)
木村渡部
大坪
有田
感染症柴田茂呂青木信番場尾方
腫瘍田中(AM)
渡部(PM)
才田
野嵜
有田
柳村
野嵜近藤(PM)
呼吸生理大嶋
(呼吸ケアリハ)
大嶋
鈴木涼
穂苅
(SAS:PM)
大嶋
永井
穂苅
(呼吸リハ:PM)
大嶋
鈴木涼
(SAS)

受付場所

外来診療棟2階 呼吸器・感染症内科受付

外来診療棟2階 呼吸器・感染症内科受付

診療科のご案内

呼吸器・感染症内科
診療科長 菊地 利明

概要

呼吸器疾患とは、口、候から気管、気管支を 経て肺に至る気道や、胸膜、縦隔に起こる病気のことをいいます。かぜや肺炎などの感染性疾患、喫煙を主な原因とする慢性閉塞性肺疾患、喘息に代表されるアレルギー性肺疾患、間質性肺炎などのびまん性肺疾患、日本人の死亡原因一位を占める肺がんなど、数多くの病気が含まれます。呼吸器疾患は種類が多く、正しい診断や適切な治療にたどり着くのに時間がかかることも稀ではありません。 しかし、県内の呼吸器内科診療のほとんどを当科と繋がった呼吸器内科医が担当することにより、症例の紹介、逆紹介、診療情報の提供、診断や治療に関する専門的な助言がいつでも可能であり、新潟県内どこに住んでいる方でも、質の高い呼吸器診療を受けることができます。もちろんより 専門性の高い診療が必要な場合は、当科外来や病棟で対応します。 「自分は呼吸器の病気かな』と思ったら、まず身近な病院の呼吸器科を受診して下さい

取り扱っている主な疾患

  • 感染性疾患(気管支炎、肺炎、肺結核、肺非結核性抗酸菌症、日和見感染症など)
  • 気道閉塞性疾患(慢性閉塞性肺疾患、びまん性汎細気管支炎など)
  • アレルギー性肺疾患(気管支喘息、過敏性肺臓炎、好酸球性肺炎など)
  • びまん性肺疾患(間質性肺炎、サルコイドーシス、膠原病関連肺疾患など)
  • 腫瘍性肺疾患(肺がん、中皮腫、縦隔腫瘍など)
  • 胸膜疾患(膿胸、気胸など)
  • 呼吸不全(急性呼吸不全、慢性呼吸不全など)
  • その他(睡眠時無呼吸症候群、原発性肺胞低換気症候群、気管支拡張症、リンパ脈管筋腫症、肺胞蛋白症など)

特色ある治療

特色ある治療①

呼吸器・感染症内科は、呼吸器外科、放射線科、病理部と診療情報を交換しながら診断と治療にあたる必要があります。 また呼吸機能が低下し人工呼吸器を用いた呼吸管理を行ったり血液浄化療法が必要となったりして、集中治療が必要となることもあります。さらに呼吸不全が進行し、肺移植しか救命できる手立てがない症例も経験します。 一方疾患そのものはそれほど重態でないのに、長期に渡る療養のため心身症的な訴えをもつ症例も少なくありません。当科は新潟県で唯一の呼吸器病学専門の研修、研究施設として、全ての呼吸器疾患を対象に、必要な時には集学的治療も行い、身体面だけでなく精神面、社会面からも症例を治療することが特徴です。

特色ある治療②

胸部腫瘍、特に肺がんは進行期で発見されることも多くいまだ完治が困難な病気です。しかし、近年は分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬に代表される薬物の進歩がめざましく、効果が強く副作用の少ない治療が開発されてきています。個々の症例ごとに遺伝子変異などがんの特徴を詳しく調べ、科学的根拠に基づいた治療を患者さんのニーズに合わせて届けています。 また気管支喘息・びまん性肺疾患領域では、重症喘息に対する生物学的製剤や気管支温熱療法(サーモプラスティ)、難治性びまん性肺疾患に対する血液浄化療法をはじめとした集学的治療、肺胞蛋白症に対する全肺洗浄など専門的な知識・技能を要する治療にも積極的に取り組んでいます。特定疾患・難病に認定される症例も多く、肺移植登録も積極的に行なっています。当科では国内・国外問わず多くの治験や臨床試験に参加しています。

特色ある治療③

感染性疾患においては、呼吸器領域に限定せず各臓器の専門診療科とも共同で診療を行っています。COVID-19などウイルス性疾患、結核・MAC症などの抗酸菌症、MRSAや緑膿菌に代表される耐性菌感染症、免疫不全症例の感染症や真菌症など、難治性感染症について診療・感染管理を担当します。マルチプレックスPCR法・16SrRNAという遺伝子を用いた菌種の同定や、特殊な抗菌薬感受性検査を行うことで治験薬を含めた最適な治療法を検討しています。また、関東甲信越のエイズ治療ブロック拠点病院・中核拠点病院としての活動も行っており、HIV感染者への適切な医療の提供を進めています。

治療・手術件数

治療・手術の名称 件数
ガイドシース併用気管支腔内超音波断層法(EBUS-GS) 157件(2022年度)
超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA) 85件(2022年度)
経気管支肺生検(TBLB) 4件(2022年度)
気管支肺胞洗浄(BAL) 65件(2022年度)
局所麻酔下胸腔鏡検査

9件(2022年度)

施設認定

  • 一般社団法人日本呼吸器学会認定 呼吸器専門医研修施設
  • 一般社団法人日本感染症学会認定 感染症専門医研修施設
  • 一般社団法人日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医研修施設
  • 特定非営利活動法人日本呼吸器内視鏡学会認定施設

専門医、認定医

専門医・認定医の名称 人数
総合内科専門医 26名(2022年度)
呼吸器専門医 18名(2022年度)
感染症専門医 7名(2022年度)
結核・抗酸菌症認定医 4名(2022年度)
がん治療認定医 6名(2022年度)
アレルギー専門医 3名(2022年度)
気管支鏡専門医 6名(2022年度)
日本睡眠学会専門医 2名(2022年度)

専門外来

  • 感染症外来
  • 肺腫瘍外来
  • 呼吸ケア・リハ外来
  • 睡眠時無呼吸外来
  • 禁煙外来(2023年4月現在休診中)

※新患の方は紹介状をお持ちの方に限らせていただきます。まず、かかりつけ、あるいは最寄の医療機関を受診され、紹介状と、必要に応じて画像をおさめたCD-ROM、DVD-ROM等をお持ち下さる様、お願い致します。当科の疾患は迅速な対応を要する場合があり、待ち時間短縮とスムーズな診療のため、ぜひご協力くださいますよう、お願い致します。