産科婦人科
診療日
新患外来 | 月曜~金曜 ※紹介状のある方のみ ※FAX予約が必要です |
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再診外来 | <産科> 火曜、木曜、金曜 ※月曜、水曜は特殊外来 <婦人科> 月曜~金曜 ※原則予約制 |
外来受付電話番号 |
025-227-2639 |
外来担当医表
外来名・曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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新患 | 西島 | 西野 | 松下 | 安達 | 吉原 | |
再診 | 不妊・内分泌 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
産科 | ◎ | ◎ | ◎ | |||
婦人科 | 南川 | 小林 | 工藤 | 鈴木 | 谷地田 | |
産科遺伝 | ◎ | |||||
婦人科遺伝 | ◎ | |||||
産褥新生児 | ◎ | |||||
女性ヘルスケア | ◎ |
受付場所
外来診療棟3階 産科婦人科受付
診療科のご案内
概要
産婦人科は女性をすべてのライフステージにおいて、あらゆる面から全人的に診療する部門です。①腫瘍、②周産期、③生殖、④女性医学、の4分野で成り立っています。この4分野は女性の健康的な一生を守るうえで、どれも欠かすことができず密接に関連しています。一例を挙げますと、子宮頸がん(①腫瘍)は20-30代の若年女性に急増していることから、妊娠中(②周産期)に見つかることも多く、摘出手術が必要になることもあります。術後はよりよい状態で妊娠するために③生殖補助医療が必要になることもあり、卵巣機能や心身のケアには④女性医学が必要になります。4つの分野の専門医がしっかり連携することで、女性の健康を一生涯サポートしてまいります。
取り扱っている主な疾患
- 婦人科腫瘍(子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣腫瘍・子宮頸がん・子宮体がん・卵巣/卵管/腹膜がん)など
- 遺伝性乳がん卵巣がん症候群
- 骨盤臓器脱
- 産科疾患(胎児疾患・合併症妊娠・多胎・出生前診断など)
- 不妊症、反復・習慣流産
- 無月経・月経不順・月経痛・月経前症候群(PMS)、月経前気分不快障害(PMDD)などの月経に関連した疾患
- 更年期障害
など
特色ある治療
特色ある治療①
【婦人科部門】 婦人科良性疾患に対しては、身体への負担が少ない「内視鏡手術(腹腔鏡手術、子宮鏡手術)」を積極的に取り入れています。婦人科悪性疾患に対しては、手術療法、化学療法、放射線療法、を集学的に駆使して、関係各科と協力しながら、根治性の向上と生活の質の改善を目指した治療を行っています。子宮頸癌における妊孕能温存手術としての広汎子宮頸部切除術(中でも妊娠中における「広汎子宮頸部切除術」)は、広く県内外より多数の症例をご紹介していただいております。また臨床試験/治験にも積極的に取り組んでおり、患者さんの病態に応じたベストの治療が提供できるように心がけています。当科は遺伝性乳がん卵巣がん症候群の研究と診療で全国屈指の業績があります。遺伝子診療部門と連携して遺伝カウンセリングを行い、定期検診や遺伝子検査、リスク低減手術などの情報提供を行っています。
特色ある治療②
【産科部門】 当院では合併症妊娠などのハイリスク妊娠症例を多く管理しており、他診療科・部門と連携しながら診療を行っています。外来では一般的な妊婦健診をはじめ、新潟県内の先天性心疾患を含む胎児の疾患に対して詳しく精査をするスクリーニングエコー外来を設置しています。赤ちゃんのために最もよい方法(分娩施設、分娩方法、出生後の治療)をあらかじめご相談することができます。またいろいろな遺伝的相談にお応えするための専門外来として産科遺伝カウンセリング外来を行っています。「母体血による胎児染色体検査(NIPT)」に対する遺伝カウンセリングも行っています。
特色ある治療③
【生殖部門】 不妊・内分泌外来では、人工授精、体外受精・胚移植、顕微授精(精巣内精子を用いた顕微授精)、凍結胚移植などの生殖補助医療を行っています。新潟県ではがん治療医と生殖医療医を結びつけ、将来、子どもを持つことを希望するがん患者さんに対して、妊孕性温存に関する適切な情報を提供することを目的として「新潟県がん・生殖医療ネットワーク」が設立されました。当科は妊孕性温存療法(卵子・受精卵・精子凍結等)が行える生殖医療施設として、県内のがん治療施設と連携をしています。
治療・手術件数
治療・手術の名称 | 件数 |
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子宮頸癌手術 | 23件(腹腔鏡 7件) |
子宮体癌手術 | 77件(腹腔鏡 33件、ロボット4件) |
卵巣癌手術 | 55件 |
腹腔鏡手術 | 172件 |
分娩 | 362件 |
帝王切開術 | 152件 |
新患胎児スクリーニングエコー | 153件 |
新型出生前診断(NIPT)遺伝カウンセリング | 159件 |
採卵術 | 55件 |
胚移植件数 | 66件 |
施設認定
- 公益社団法人日本産科婦人科学会 専門研修施設
- 公益社団法人日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医指定修練施設
- 一般社団法人日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医認定施設
- 公益社団法人日本臨床細胞学会 認定施設・教育研修施設
- 一般社団法人日本産科婦人科内視鏡学会 認定研修施設
- 一般社団法人日本生殖医学会 認定研修施設
- 一般社団法人日本女性医学会 女性ヘルスケア専門医認定研修施設
- 一般社団法人日本がん治療認定医機構 認定研修施設
- 臨床遺伝専門医制度委員会 認定研修施設
- 公益社団法人日本超音波医学会 超音波専門医研修施設
- 日本臨床腫瘍研究グループ 婦人科腫瘍グループ参加施設
- 出生前検査認証制度 基幹施設
専門医、認定医
専門医・認定医の名称 | 人数 |
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産科婦人科専門医 | 24名(2024年度) |
婦人科腫瘍専門医 | 4名(2024年度) |
周産期・新生児医学会専門医(母体・胎児) | 5名(2024年度) |
細胞診専門医 | 4名(2024年度) |
超音波専門医 | 2名(2024年度) |
臨床遺伝専門医 | 5名(2024年度) |
生殖医療専門医 | 1名(2024年度) |
女性ヘルスケア専門医 | 3名(2024年度) |
がん治療認定医 | 10名(2024年度) |
産科婦人科内視鏡技術認定医(腹腔鏡) | 6名(2024年度) |