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診療科・部門

呼吸器外科

診療日

新患外来 月曜、水曜、金曜
※紹介状のある方のみ
※FAX予約が必要です
再診外来 月曜、水曜、金曜
外来受付電話番号 025-227-2576

外来担当医表

担当医土田正則
中村将弥
清水勇希
後藤達哉小池輝元

受付場所

外来診療棟1階 呼吸器外科受付

外来診療棟1階 呼吸器外科受付

診療科のご案内

診療科長 土田 正則

概要

当院呼吸器外科の歴史は古く、昭和27年に肺癌に対する肺切除に成功しており、国内有数の歴史と臨床実績を有しています。肺癌に対しては、外科だけでなく内科・放射線科・病理部と協力して最先端の集学的治療により良好な成績を収めています。患者さんの状態や病気の進行度などが理由で、ほかの施設で手術が難しいと判断された患者さんに対しても関連各科と相談して適切な治療方法を提示しています。また、胸腔鏡による肺癌手術や、癌の治療効果を保ちつつ肺切除範囲を少なくする縮小手術(肺区域切除や部分切除)も積極的に行ない、手術や手術後の負担を軽減する治療の実績が豊富です。肺癌の遺伝子解析に基づく治療もおこなっています。

取り扱っている主な疾患

  • 肺・気管支・縦隔の良性および悪性腫瘍(原発性肺癌、転移性肺癌など)
  • 気胸・膿胸・感染性肺疾患
  • 先天性呼吸器疾患
  • 胸部外傷

特色ある治療

特色ある治療①

CT検診の普及に伴い早期肺がんの発見が増加しています。早期の肺がん(腫瘍径20㎜以下:ステージIA期)の患者さんを対象に縮小手術として主に区域切除(肺葉切除より小さな範囲の切除)を行っており、根治性を損なわずに肺機能を温存する手術に努めています。特にCTでしか分からないようなごく早期の肺がんに対し、気管支鏡を用いた色素マッピング(VAL-MAP)を導入し、良好な成績を収めています。また、胸腔鏡を用いた傷の小さな低侵襲手術(VATS:Video-assisted Thoracoscopic Surgery)をステージI期の患者さんに対し積極的に実施し、手術侵襲の軽減に努めています。2021年度においては肺がん手術の約86%、2022年度においては約82%を占めています。原発性肺癌に対して、2021年からロボット支援下手術を開始しました。

特色ある治療②

縦隔良性腫瘍、重症筋無力症に対する拡大胸腺摘出術では胸腔鏡を用いた低侵襲手術を行っております(5mm~10mm程度の創部、3か所)。

特色ある治療③

進行した悪性腫瘍に対しては、化学療法、放射線治療を取り入れた集学的治療を行っています。他病院で手術できないといわれた場合でも手術前に抗がん剤や放射線治療を行ってから完全切除できることがありますので、あきらめずにご相談ください。 大動脈や椎体、大静脈などの隣接臓器に浸潤する進行がんに対して、関係診療科と連携して、浸潤臓器の合併切除・再建等の拡大手術を実施しています。

治療・手術件数

治療・手術の名称 件数
原発性肺癌 141件
原発性肺癌に対する胸腔鏡手術 116件
(原発性肺癌の82%を胸腔鏡下手術で実施)
全胸腔鏡手術数 171件
縦隔腫瘍・その他 79件

施設認定

  • 呼吸器外科専門医研修基幹施設

専門医、認定医

専門医・認定医の名称 人数
日本呼吸器外科学会専門医 3名(2022年度)
日本外科学会専門医 5名(2022年度)

専門外来

肺移植に関するお問い合わせにも応じております(月曜)。