輸血・再生・細胞治療センター
部門のご案内
概要
輸血・再生・細胞治療センターでは院内で使用される輸血療法や造血幹細胞、再生医療等製品などの全ての細胞製剤について中央一元管理を行っています。輸血療法における血液製剤の厳密な管理は勿論、造血幹細胞の採取や保管、再生医療等製品の発注から使用記録の管理など、各診療科で行われる院内の細胞治療は全てを輸血・再生・細胞治療センターがサポートし、細胞療法の拠点となっています。一元管理を行うことで細胞調製に関する高い知識や経験を得ることが可能となり、再生医療新法をはじめとした各種法令に準拠した発展的な治療の提供を可能にしています。 当部門は、日本輸血・細胞治療学会 輸血機能評価認定制度(I&A)認定施設であり、また遺伝子改変キメラ抗原受容体導入T細胞療法 (CAR-T療法)に関しては、2025年4月現在キムリア・イエスカルタの提供可能施設です。
業務
・輸血部門
輸血業務件数 |
2023年 |
2024年 |
輸血関連検査件数 |
34,394件 |
36,672件 |
輸血用血液製剤受入本数 |
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赤血球製剤 |
4,756本(9,125単位) |
5,403本(10,465単位) |
血小板製剤 |
1,931本(26,345単位) |
2,137本(30,295単位) |
新鮮凍結血漿製剤 |
合計 2,704本 |
合計 2,800本 |
120mL |
357本 |
216本 |
240mL |
1,925本 |
2,399本 |
480mL |
421本 |
185本 |
アルブミン |
合計 4,300本 |
合計 3,990本 |
5% |
1,420本 |
1,180本 |
20% |
2,880本 |
2,810本 |
自己血 |
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貯血 |
152本 |
157本 |
輸血 |
142本 |
139本 |
製剤分割業務 |
合計 161件 |
合計 170件 |
赤血球製剤 |
89件 |
76件 |
血小板製剤 |
44件 |
55件 |
新鮮凍結血漿製剤 |
28件 |
39件 |
造血幹細胞取り扱い |
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採取 |
合計 46件 |
合計 47件 |
骨髄 同種 |
0件 |
0件 |
末梢血 同種 |
26件 |
31件 |
末梢血 自家 |
20件 |
15件 |
ドナーリンパ球 |
1件 |
1件 |
移植 |
合計 48件 |
|
骨髄 同種 |
3件 |
0件 |
末梢血 同種 |
24件 |
31件 |
末梢血 自家 |
19件 |
7件 |
臍帯血 |
2件 |
3件 |
ドナーリンパ球 |
0件 |
3件 |
・Cell Processing Center (CPC)
製造実績 |
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2023年 |
2024年 |
第二種再生医療 |
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培養自家骨膜細胞を用いた歯槽・顎骨再生 |
歯科 |
0例 |
0件 |
多血小板血漿抽出液(APS) |
整形外科 |
27 例 |
24件 |
第三種再生医療 |
|||
自己多血小板血漿(PRP) |
整形外科 |
14例 |
12件 |
自己多血小板血漿(PRP) |
形成外科 |
0例 |
1件 |
末梢血造血幹細胞採取(PBSCH) |
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凍結保存のための無菌的細胞調製 |
血液内科・小児科 |
計28回 |
計18回 |
CD34 陽性細胞数測定 |
バンク・血液内科・ 小児科・泌尿器科 |
計49回 |
計52回 |
ドナーリンパ球採取・CD3 陽性細胞数測定 |
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凍結保存のための無菌的細胞調製 |
血液内科 |
1例 |
1件 |
再生医療等製品 |
|||
ハートシート(骨格筋由来細胞シート) |
心臓血管外科 |
0例 |
販売終了 |
ジェイス(表皮) |
形成外科 |
2例 |
1件 |
ジャック(軟骨) |
整形外科 |
2例 |
1件 |
キムリア(CD19 特異認識 CART 細胞) |
血液内科 |
3例 |
4件 |
テムセル(間葉系幹細胞) |
血液内科 |
0例 |
0件 |
*当部門では製剤の製造・保管を行っております。
*個別の細胞治療に関しては、担当診療科にお問い合わせください。
所属スタッフの認定資格
輸血・細胞治療学会認定医2名/ 再生医療認定医2名/ 認定輸血検査技師3名 /細胞治療認定管理師3名/上級細胞培養士2名/ 自己血輸血医師1名/ 看護師資格2名