中央診療施設などのご紹介

検査部

 検査部は診療に必要な臨床検査を実施する中央診療部門で、検体検査、生体検査、生物検査の3部門から構成されています。検査部には、患者様の検体を採取する専用の設備が併設されており、採血を行う「中央採血室」、尿を採取する「採尿室」、痰を採取するための「採痰室」があります。採痰室は外部より気圧が低く、微生物を除去するヘパフィルターを備えた空調システムにより安全な環境になっています。
 検査部はおよそ50名の臨床検査技師により、200種類以上、年間400万件を超える検査を実施しています。
 当院は新潟県の基幹病院であり、高次救命災害治療センターを擁する救急指定病院であることから、夜間休日を問わず必要な検査ができるように当直体制を整えて当院の診療を支えています。
 また、チーム医療として、院内感染対策チーム、栄養管理サポートチーム、糖尿病・生活習慣病教室、治験等の活動にも検査のスペシャリストとして深く関わっています。さらに、大学病院の検査部として、次代の医療を担う学生の教育や臨床検査に関わる研究も活発に行っています。

検体検査部門

 検体検査部門は、患者様の血液や尿などの検査を行う部門です。検査室には中央採血室・採尿室・採痰室が隣接しており、採取された検体はただちに検査が開始されます。
 多数の検体を迅速に処理するために、検体の搬送から測定までが高度に機械化・自動化されています。特に搬送システムでは、バーコード管理された検体がコンピュータ制御されたベルトコンベアで多数の分析装置に自動的に送り込まれ、その分析結果はコンピュータネットワークを介して病院情報システムにリアルタイムで送信されます。検体検査のシステム化により、外来患者検体の採血終了から報告までの平均時間は、臨床化学、血液(血算、凝固)、血糖、HbA1cで約30分、腫瘍マーカー・ホルモンで約60分、感染症では約90分となっています。このスピードは検査工程の物理的な限界に近く、大学病院としては最速のレベルに到達していると自負しています。結果報告の迅速性のみならず、検査結果の品質についても、厳しい精度管理を実施し、高い精度を保つよう努めています。

生体検査部門

 生体検査部門は、直接検査技師が患者様に触れて行う生理機能検査を実施する部門です。心電図検査、呼吸機能検査、脳波検査、誘発電位検査、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)、エコー検査などを行っています。各検査は病院情報システムと連携する生理検査システムで管理されています。そのため、心電図のような波形データでも検査結果は診察室のモニターで即座に閲覧できるようになっています。

生物検査部門

 生物検査部門は、微生物検査や遺伝子検査など高度な最先端の検査を実施する部門です。微生物検査室では主に、感染症の原因となる病原微生物の検査を行っています。感染管理部とも連携し、院内感染対策に必要なデータ分析や報告を行い、ICT(Infection Control Team)の一員としても活動しています。
 遺伝子検査室は、造血器腫瘍の遺伝子検査やreal-timePCR法による肝炎ウイルス定量検査などを実施し、最先端の検査技術で当院の高度先端医療を支えています。
 なお、生物検査部門はバイオハザード(生物災害)対策としてBSL2、BSL3レベルに対応した構造になっており、安全対策も充実しています。

中央採血室

 中央採血室は外来診療棟2階の検査部に併設されています。臨床検査技師と看護師で、1日あたり約500名の外来患者様の採血を行っています。採血台は患者様ごとに仕切られており、プライバシーに配慮しています。採血時には、患者様ごとの手袋交換や採血枕シートの交換を行い、感染対策も整っています。
 採血を受けられる患者様には、安全な採血を行うためのパンフレットを用意しているほか、ご気分の悪くなった方にはベッドも設備されており、安心かつ安全に採血を受けられるよう配慮しています。

  • 中央採血室

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