新潟大学医歯学総合病院薬剤部

歯学薬剤・麻薬管理室

麻薬管理

麻薬の管理は「麻薬および向精神薬取締法」及び「病院・診療所における麻薬管理マニュアル」に基づいて厳格な管理を行っています。当院では麻薬管理システムを導入し、院内の麻薬の在庫・受け払い記録などをコンピュータ管理しています。

当院の麻薬管理者は副薬剤部長が担っており、他に麻薬担当者をおいています。麻薬担当者が麻薬の譲受、管理、保管、払い出し、残薬の処理等に関する業務を行っています。薬剤部内はもちろんのこと、定期的に麻薬担当者が病棟巡回を行うことにより厳重な管理の徹底を図っています。

また、麻薬の主な使用場所である手術部には薬剤師が常駐し、手術部における麻薬・向精神薬・毒薬(筋弛緩薬)を含めた医薬品の管理、医薬品情報提供、心臓血管外科手術に使用する循環作動薬等の混合調製などを行っています。

様々な剤形の麻薬の譲受・管理・保管・払出を行います

救命救急センター・ICU(集中治療室)での薬剤管理

当院の中央診療棟4階には救命救急センター16床とICU(集中治療室)12床を有しています。それぞれに担当薬剤師が1名常駐し、薬剤管理を行っています。多数の注射薬を投与することが多いため、注射薬同士の配合変化を起こさないよう、点滴ラインの整備に薬剤師が関与しています。また、病態の変化が激しい患者が多く、TDMを含めた薬剤の投与量調整などの提案も行っています。
急を要する多面的な医療が提供される部署であり、多職種によるチーム医療の必要性が高く、薬剤師も多職種カンファレンスに参加しています。カンファレンスでは治療方針を共有し、薬剤師は効率的な薬物治療の提案や、副作用や相互作用などの医薬品の適正使用に関する情報提供を行っています。