医薬品情報の集約・発信
医薬品に関する情報を収集・整理・管理・発信します
医薬品は、化合物に種々の情報が備わって初めてその役割を果たします。言い換えると、情報のないものは、ただの化合物に過ぎません。それだけ情報は重要なものと言えます。
その医薬品の主な情報源は以下のものが挙げられます。
- 医薬品の添付文書・インタビューフォーム
- 審査報告書
- 医薬品製品情報概要
- 医薬品適正使用情報、使用上の注意の解説
- 最適使用推進ガイドライン
- 緊急安全性情報、安全性速報
- その他各種お知らせ
- 医薬品再審査・再評価結果
- 包装変更
- 製造・販売中止
- 製品回収情報等 - 医薬品・医療機器等安全性情報
- 図書・雑誌等
上記情報を収集し、適切な情報を医療スタッフに提供することが主な業務です。


病棟業務室との連携
病棟担当薬剤師と医薬品情報管理室の薬剤師が毎日ミーティングすることで、企業等から入手した情報をいち早く臨床の場へ提供しています。特に、添付文書改訂による新たに追記された重篤な副作用については、連携して状況を確認しています。
副作用情報の収集とその評価
業務上医薬品を取り扱う薬剤師は、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止する観点から報告の必要があると判断した健康被害をPMDAに報告する必要があります。当院では、医師または病棟担当薬剤師から入手した副作用(特に重篤なもの)の情報を収集・解析し、診療科にフィードバックすることで、医師の処方を支援します。また、PMDAへ報告の際は、報告書の作成を支援しています。