新潟大学医歯学総合病院薬剤部

薬品管理室

薬品管理業務

病院薬剤部で取り扱う医薬品は、内用薬、外用薬、注射薬、消毒薬、麻酔薬、造影薬、予防・診断薬、検査用試薬等、さまざまです。医療に提供されるこれらの医薬品を購入し、保管し、供給する一連の業務が薬品管理業務です。
購入管理は、優れた品質の薬品を適切な価格で、品切れを生じないよう、またデッドストックを生じないようにするため、消費傾向と在庫残量をもとに、購入計画をたてる必要があります。
在庫管理と品質管理は適切な保管状況のもと、適正な在庫量を有し、払い出しが迅速に行なわれ、薬品の劣化・欠品がないようにすることが必要です。在庫薬品の品質の変化を防止するために、光、温度、湿度への対策を十分講ずるとともに、院内での流れと出庫量を把握し、即座に在庫量が分かる事が必要です。当院では物流管理システムを導入しており、購入、請求・出庫データを入力することで在庫量の把握が可能となっています。それに伴い、在庫切れ、不良在庫を防止し、適正在庫量を維持することができています。

注射薬払い出し業務

当院では、1994年8月に注射オーダシステムが稼働しました。1995年1月から注射オーダのデータを利用した患者別注射薬セット渡しを開始し、1999年10月より薬袋方式の注射自動払出システムを導入しました。その後、2006年1月にトレー&薬袋方式の注射自動払出システムを導入し、全診療科の患者別注射薬セット渡しを実施しました。
現在は2014年10月にリプレイスした仕切り版付きトレー方式のシステムが稼働しており、一施用毎のセット渡しを実施しています。

注射自動払出システム
注射自動払出システムに注射薬を補充
仕切り版付きトレー方式システムを用いた一施用毎のセット渡し
仕切り付きトレー