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医療事故の公表について

2013.03.07 お知らせ

このたび、当院において医療事故が発生しました。患者さま並びにご家族の皆様に多大な不安と苦痛を与えてしまったことについて、心より深くお詫び申し上げます。また、本院で治療を受けておられる患者さまはじめ、国民の皆様の信頼を損ねる事故を起こしてしまったことについて、重ねて深くお詫び申し上げます。なお、医療事故の概要につきましては下記の通りです。

医療事故の概要

本院において、心臓カテーテル検査のための鎮静を行おうとして、誤って局所麻酔薬を静脈注射するという事故が発生しました。

【1】
患者さまは、本県在住の女児で、心臓カテーテル検査を行う際に、安静を保つために鎮静剤を投与しようとして、誤って局所麻酔薬を静脈注射してしまいました。局所麻酔薬は、検査に伴う痛みを抑えるために、あらかじめ準備していたものです。患者さまは一時的にけいれんを起こしましたが、ただちに必要な治療を行い、後遺障害なく回復されております。

【2】
本院においてすみやかに医療事故対策委員会を開催した上で、本件に係る調査専門委員会を設置・開催し、原因の究明を行い、対策を検討しました。調査の結果、シリンジに明記された薬品名を、医療スタッフが十分に確認しないまま投与したことが判明しました。

【3】
これらの内容につきましては、患者さまご家族に説明するとともに謝罪しました。

【4】
今後は、注射薬投与に関する本院の医療安全管理マニュアルを職員に再度周知徹底するとともに、検査のための鎮静に関するマニュアルを作成し、その徹底により再発防止に努めてまいります。

 

本件に関する照会先: 医歯学総合病院総務課(025-227-2405)