オール新潟による次世代医療人の養成

未来医療研究人材養成拠点形成事業

未来医療研究人材養成拠点形成事業とは

新潟大学医歯学総合病院は、文部科学省が平成25 年度に公募した新たな医療人GP「未来医療研究人材養成拠点形成事業」に、「オール新潟による『次世代医療人』の養成」のプログラムタイトルで応募し、選定されました。

未来医療研究人材養成拠点形成事業は、急速に進展する高齢化等に伴う医療課題の解決に貢献し、国内外の医学・医療の発展を強力に推進するため、医療のパラダイムシフトの契機を生み出しうる人材を養成する、新規性・独創性の高い特色ある取組にチャレンジする大学の事業を選定し支援するものです。

また、日本が健康・医療の分野で成長していくためには、多様な人材の参加が必要であることから、この事業では、男女共同参画の理念に沿った人材養成や産学官が連携した人材養成等の観点も重視しています。

事業は、

  • テーマA:メディカル/イノベーション推進人材の養成
  • テーマB:リサーチマインドをもった総合診療医の養成

の、2つのテーマに分かれています。
このうち、新潟大学医歯学総合病院はテーマBに応募しました。

リサーチマインドをもった総合診療医の養成

今後、急速な高齢化の進展(2025年には65歳以上人口が3割を超える)が見込まれるなか、「医療」「介護」「予防」「生活支援」「住まい」の5つの要素を柱とした「地域包括ケアシステム」が各市町村で実現できるかどうかが新たな課題となっています。

特に、医療面では、複数の疾患や問題を抱えている高齢者に対して、効率的に多様な医療(総合診療、在宅医療、認知症対応、緩和ケア、在宅看取り等)を包括的かつ柔軟に提供するためには、臓器別・領域別ではなく、患者を幅広い視点で診ることができる総合的な診療能力を有するとともに、地域包括ケアシステムのなかで、多職種と連携してリーダーシップを発揮することのできる医師が求められています。

さらに、高齢社会に伴う医療ニーズの変化に対応し得るリサーチマインドを持ち、医療の進歩と改善に資する臨床研究を遂行できる医師が求められています。

そのため、未来医療研究人材養成拠点形成事業では、国民が将来にわたって安心して医療を受けられる環境を構築するため、各大学が理念や強み、特色、地域性等を活かして、地域の医療機関や市町村等と連携しながら、将来の超高齢社会における地域包括ケアシステムに対応できるリサーチマインドを持った優れた総合診療医等を養成することを目的としています。

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