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プログラムの説明

 

【研修プログラムの理念】
 新潟の豊かな自然環境と心温かい人間環境のもとで、医師として必要な基本姿勢・態度を身につけるとともに、日常診療で頻繁に遭遇する疾病や病態に対応でき、将来のキャリア形成につなげることができる基本的な診察能力(態度、技能、知識)を修得する。


【研修プログラム作成にあたっての考え方】
 本プログラムは、すべての研修医が、1.社会的使命と公衆衛生への寄与、2.利他的な態度、3.人間性の尊重、4.自らを高める姿勢、といった医師としての基本的価値観 − プロフェッショナリズム − と、(1)医学・医療における倫理性、(2)医学知識と問題対応能力、(3)診察技能と患者ケア、(4)コミュニケーション能力、(5)チーム医療の実践、(6)医療の質と安全管理、(7)社会における医療の実践、(8)科学的探究、(9)生涯にわたって共に学ぶ姿勢、といった医師としての資質・能力を身につけるとともに、一般的な疾病や病態をより多く経験し、@一般外来診療、A病棟診療、B初期救急対応、C地域医療、を含む基本的診療業務能力を修得することを目的とする。そのためには、多数の指導医のもとでの大学病院での研修と、臨床の第一線の場である関連施設での研修を行うことが重要である。また、卒後臨床研修修了後の専門研修に円滑に移行でき、卒後臨床研修を研修医個人の様々なニーズに応えられるように研修プログラムを提供する。


【研修プログラムの基本構成】
  3種類(令和3年度からは4種類)のプログラムから構成される新潟大学臨床研修病院群研修プログラムは、基幹型臨床研修病院である新潟大学医歯学総合病院(以下、大学病院)での研修12ヶ月(令和3年度新設の専門重点プログラムでは12ヶ月+4週間)、関連施設の協力型臨床研修病院(以下、協力型病院)と地域医療研修を行う地域医療研修病院(以下、地域型病院)での研修12ヶ月(令和3年度新設の専門重点プログラムでは12ヶ月−4週間)で構成される。研修医は全員、大学病院で研修を開始し、その後それぞれ6、9および12ヶ月の研修後に関連施設に移行する研修パターン(パターン1、2、3)を選択する。本プログラムにおける最小ブロック研修期間は4週であり、移動・交代は週末に行うが、研修時間の不足に対応するために、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆を含む最小ブロック研修期間は5週で4週と計算する。12ヶ月の関連施設での研修後、大学病院に戻って研修を修了する(パターン3は関連施設で研修を修了)。


【必修分野の研修について】
 内科研修、救急部門研修、地域医療研修、一般外来研修、外科研修、小児科研修、産婦人科研修、精神科研修は必修分野の研修であり、内科研修は24週(以上)、救急部門研修は12週(以上)、そのほかの必修研修は4週(以上)必ず研修を行う必要がある。 内科研修、小児科研修と産婦人科研修は大学病院および内科、小児科、産婦人科の研修が可能な協力型病院で行う。救急部門研修は、大学病院、救急研修が可能な協力型病院のどちらでも研修可能である(前者をa、後者をbと表す)。従って、協力型病院への移動時期と救急部門研修を行う病院の差異に基づき、パターン1a、1b、2a、2b、3a、3bの6種類の研修パターンが準備される(図)。大学病院で救急部門研修を行う場合(パターン1a、2a、3a)は、救急科研修8週+麻酔科研修4週ないしは麻酔科研修4週+救急科研修8週、合計12週のブロック研修(連続した12週間の研修)を行う。外科研修は大学病院および協力型病院の外科研修可能な診療科で研修を行う。精神科研修は、原則として大学病院の精神科で研修を行う。地域医療研修は地域型病院で行う。 一般外来研修は令和2年度から初めて設定された必修研修であり、本プログラムでは、一般内科、総合内科、総合診療科、一般外科、一般小児科などの診療科を持ち一般外来研修が可能な協力型病院での内科、外科、小児科との平行研修、ないしは地域型病院での地域医療研修との平行研修、または両者を合わせて4週以上の一般外来研修を行う。



【協力型病院異動前の大学病院研修について】

 この期間の研修科目については、予め研修予定者の希望*1により決定されるが、研修科目の研修順序については総合臨床研修センターに一任される。大学病院で救急部門研修を行う研修医(パターン1a、2a、3a)は、この期間の研修科目に救急部門研修を選択する必要がある。図では便宜的に協力型病院移動直前に救急部門研修を行うように表しているが、この限りではない。また、原則として、精神科研修もこの期間に研修を行う。 *1:協力型病院および研修パターンが研修予定者の希望を基にして決定された後に、研修予定者に対して総合臨床研修センターより各研修パターンに応じた研修科目の希望アンケートが行われ、研修科目については研修予定者の希望が全て反映される。


【協力型病院・地域型病院の研修について】

 研修する協力型病院とパターンについては、協力型病院が提示する各パターン別の受け入れ人数と研修予定者の希望に基づいて、研修開始前の2月に決定される。協力型病院の研修科目については、原則として、移動前に研修医の希望に基づき研修先の協力型病院との話し合いの上で決定し、移動後は研修医と協力型病院により調整する。各研修科目の研修期間についても相談の上決定する。協力型病院で救急部門研修を行う研修医(パターン1b、2b、3b)は、この期間の研修科目に救急部門研修を選択する必要がある。研修順序については研修医の希望を考慮し、協力型病院が決定する。協力型病院で一般外来研修を行う場合は、この期間に一般外来研修を行う必要がある。研修修了後に新潟大学での医学研究を考えている場合等、協力型病院研修を大学病院で行うことも可能である。 地域医療研修を行う地域型病院については、研修開始後に決定される。各地域型病院の期間別研修医受け入れ可能人数が研修医に提示され、研修医全員により各研修医の地域型病院を決定する。一般外来研修を地域型病院で行う場合は、地域医療研修と一般外来研修の平行研修を行う。 原則的には、協力型病院の研修期間は9ヶ月、地域型病院研修は3ヶ月とする。研修医が希望し決定された協力型病院で一般外来研修が不可能で、かつ地域型病院での一般外来研修期間が不十分の場合は、一般内科、総合内科、総合診療科、一般外科、一般小児科などの診療科を持ち一般外来研修が可能なもう一つの協力型病院での内科、外科、小児科との平行研修を行うこととする。地域型病院での研修は4週間ないし8週間に変更可能であり、その場合も、協力型病院の研修期間ないしは一般外来研修を行うもう一つの協力型病院での研修期間と地域型病院研修期間を合わせて12ヶ月とするように各研修期間を調整する。各病院での研修期間が3ヶ月未満の場合は、自らが健康保険、社会保険の加入が必要な場合がある。


【協力型病院/地域型病院研修後の大学病院研修について】

 協力型病院・地域型病院研修後の大学病院研修の研修科目、研修期間については、各研修医が総合臨床研修センターに希望を提出し、研修先診療科の了解の上で決定する。一つの診療科の研修期間は、原則として4週以上であるが、選択科目研修の最低期間を参考にして決定する。必修分野の研修期間が不十分な場合、この期間での必修分野の研修も可能である。研修医の希望により研修期間の変更は可能であるが、研修先診療科の了承が必要である。研修順序についても研修医の希望を考慮し、研修先診療科の了解の上で総合臨床研修センターが決定する。


【プログラムの選択について】

A 自己設定、産婦人科重点及び小児科重点の3研修プログラム

1.研修プログラムの選択
  研修希望者は3つの研修プログラムから各自の希望により、申し込みの際に希望プログラムを選択し記載するとともに、マッチングの際に選択し登録する。複数のプログラムを併願することも可能であり(3つ全ても可)、その場合は、申し込みの際に希望順位を記載し、マッチングの際に優先プログラムを上位に登録する。
 2.研修パターンの選択
 大学病院から協力型病院への移動時期の差異、救急部門研修を行う病院の相違による6種類の研修パターンは、各研修プログラムともに医師国家試験終了後、複数のローテーションパターンから研修医の希望を優先して決定する。産婦人科重点、小児科重点プログラムでは、申し込みの前に希望する専門診療科と事前に相談する。
 3.協力型病院の選択
 各研修医が研修する協力型病院は、医師国家試験終了後、各パターン別で受け入れ可能な複数の病院から、研修医の希望を優先し、研修可能な病院を決定する。
 4.その他
 協力型病院、地域型病院については、研修医数および受け入れ病院との兼ね合いから、選択ができない場合もある。


B 専門重点研修プログラム (令和3年度新設)

1.研修プログラムの選択
  研修希望者は申し込みの際に専門重点研修プログラムを選択し記載するとともに、マッチングの際に選択し登録する。専門重点研修プログラム以外のプログラムは併願できない。
 2.研修パターンの選択
 研修プログラムの特性上、パターン3aの研修パターンのみとなる。
 3.協力型病院の選択
 専門重点研修プログラムを希望する研修予定者は、研修申込の前にそのプログラムを担当する大学病院の各診療科と相談する。相談を受けた各診療科は専門重点研修プログラムの研修予定者に相応しい協力型病院を決定する。