新潟大学医歯学総合病院 移植医療支援センター

Niigata University Medical & Dental Hospital Organ Transplant Center

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医療関係者の方へ

紹介いただくタイミングについて

腎臓移植の場合

透析中の方でも、透析開始前の方でも、主治医の先生が患者様に腎移植について、お話しされ、患者様が移植を希望する、あるいは、より詳しい説明を希望される場合はご紹介ください。

透析を開始される前の方でも、生体腎移植や献腎移植登録が可能となりましたので、説明だけでも結構ですので、ご紹介ください。生体腎移植の場合、術前検査から手術決定(ドナーも含む)までに3~6か月かかります。献腎移植の場合は、登録のためのHLA検査を立川綜合病院で行っていただく必要があります。(立川綜合病院受診の予約は当院で行います)

以下に日本臓器移植ネットワークの先行的献腎移植登録ができる基準を示しますので、ご参考ください。

1年前後で腎代替療法が必要となると予測される進行性腎機能障害例で、

  1. 成人ではeGFR:15ml/min未満
  2. 小児例と現在腎移植後で腎機能低下が進行してきた例ではeGFR:20ml/min未満

膵臓移植の場合

主治医の先生が患者様に移植についてのお話をされて、患者様が移植を希望する、あるいは、より詳しい説明を希望される場合はご紹介ください。

膵臓移植の適応は、年齢については、一応、60歳以下が望ましいとされています。また内因性インスリン分泌能が枯渇していることが、適応条件となりますが、移植の適応に疑問がある場合もご相談ください。

膵腎同時移植の場合、まずは献腎登録を行っていただきます。その後、種々の検査を行い、「膵臓移植地域適応検討委員会」にて評価・適応判定され、適応ありとなった場合、日本臓器移植ネットワークに登録することができます。登録までには約半年くらいかかります。