出勤基準・範囲

転院搬送の出動基準

原則として、以下の5項目に該当する場合に転院搬送を行います。

  • 緊急性があること
  • 搬送時間の短縮が期待できること
  • 搬送元病院では対応困難な病態または状況であること
  • 搬送中に医師の監視と処置が必要であること
  • 傷病者の救命または後遺症の軽減が期待されること

最終的には、要請(搬送元)病院の医師と基地病院のフライトドクターもしくはドクターヘリサポート医師(MC医師)が相談して、転院搬送の可否を決定します。

転院搬送の方式

転院搬送は、搬送元、搬送先病院のヘリポートの有無により4パターンに分類されます。

  • (1) 搬送元病院にヘリポート有→搬送先病院にヘリポート有の場合
  • (2) 搬送元病院にヘリポート有→搬送先病院にヘリポート無の場合
  • (3) 搬送元病院にヘリポート無→搬送先病院にヘリポート有の場合
  • (4) 搬送元病院にヘリポート無→搬送先病院にヘリポート無の場合

(2)~(4)の場合は転院搬送であっても、消防本部からの出動要請が必要です(航空法特例適用)。

通常は以下のStep1~8で転院搬送が行われます。

【Step1】事前の調整

事前に、病院間転院搬送について、搬送元と搬送先病院医師により調整を行い、その後、ホットラインを通じて、基地病院のフライトドクターと調整を行います。

【Step2】転院搬送の要請

(1)の場合
搬送元病院の医師はホットラインを通じてドクターヘリ出動を要請します。
(2)~(4)の場合
搬送元病院の医師は所轄消防本部にドクターヘリ出動要請を依頼します。消防本部はホットラインを通じてドクターヘリ出動を要請します。

いずれの場合においても、フライトドクターから搬送元病院に人工呼吸の有無・使用薬剤等について電話で伺うことがあります。

【Step3】基地病院運航管理担当者(CS)の調整

(1)の場合
搬送元病院及び搬送先病院と調整します。
(2)の場合
搬送先病院を所轄する消防本部と、ランデブーポイントと救急車について調整します。
(3)の場合
搬送元病院を所轄する消防本部と、ランデブーポイントと救急車について調整します。
(4)の場合
搬送元及び搬送先病院を所轄する消防本部と、ランデブーポイントと救急車について調整します。

【Step4】ドクターヘリ出動

【Step5】患者さんの救急車搬送(搬送元病院→ランデブーポイント)

(3)と(4)の場合
搬送元病院の医師は救急車でランデブーポイントに患者さんを搬送、待機します。

【Step6】患者さんのドクターヘリ搬送

(1)と(2)の場合
病院ヘリポートでドクターヘリに患者さんを収容して搬送します。
(3)と(4)の場合
ランデブーポイントでドクターヘリに患者さんを収容して搬送します。

【Step7】患者さんの救急車搬送(ランデブーポイント→搬送先病院)

(2)と(4)の場合
搬送先病院の近くのランデブーポイントに着陸、ランデブーポイントで待機していた救急車にフライトドクターとナースが搭乗、搬送先病院まで搬送します。

【Step8】引き継ぎ

搬送先病院(救急外来等)でフライトドクターとナースが搬送先病院医師に引き継ぎを行い、病院間の転院搬送が完了します。

 

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