センター紹介

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部長挨拶

御挨拶

総合リハビリテーションセンター
部長 川島寛之

現在、日本は諸外国に比して、類をみないスピードで高齢化が進んでおり、国をあげて医療、介護、福祉の面で対策を行っております。中でも、障害の医学、予防医学の一端としての「リハビリテーション医学」は益々、その重要性が増しており、当新潟大学医歯学総合病院でも、力を入れてその充実を図っております。本ホームページに記載しております通り、当院リハビリ部門は1975年10月より整形外科所属の理学療法室から独立し、中央診療部門の理学療法部として、第一歩を踏み出しました。それ以来、30余年で様々な変革を重ねて参りました。中でも2006年1月の新病棟開院の際に、現在の東館2階に移転し、それと同時に名称を「総合リハビリテーションセンター」に変更し、新たなスタートをきりました。総床面積は704m2と国立大学法人附属病院の中でも広いリハビリ室となっており、年間延べ3万人強の患者様のリハビリテーションを施行しております。

今後はリハビリテーション医学の本来の目的である「生活の質の向上」を目指すべく、新潟市内に限らず、新潟県全体の地域医療、介護、生活支援などを念頭に入れ、努力していく所存です。当院は県内で唯一の国立大学法人の病院で、かつ特定機能病院であることから、医療人の育成、さらには新潟県全体の医療レベルの向上を図る責務があります。総合リハビリテーションセンターとして、コメディカルを含めたリハビリテーション関連スタッフの教育、地域連携クリニカルパスの推進、地域リハビリテーション・介護予防・県のリハビリ協議会などとの連携も強化したいと考えております。今後とも、新潟大学医歯学総合病院、総合リハビリテーションセンターの御支援、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

当センターの理念と目標

方針

患者様の尊厳を重んじ、生活の質の向上と家庭・社会への復帰を目指しリハビリテーションを行います。

目標

  • 医療チームの一員として他部門と連携し、患者様を中心としたリハビリテーションを行います。
  • 特定機能病院および急性期病院としての役割に応じたリハビリテーションを行います。
  • 専門職としての知識、技術を高めるとともに、人間性豊かな医療人をめざし自己研鑽に努めます。

センターの沿革

1970年代

新潟大学医学部附属病院、理学療法部(リハビリテーション部)は1975年10月に整形外科所属の理学療法室から独立し、中央診療部門として第一歩を踏み出した。開設当時は助手として、リハビリ医1名(山岸豪先生)、理学療法士2名で診療を開始し、1976年からは医員として佐藤豊先生、その後北村由紀子先生も医員として診療に加わった。当時のリハビリ部長は整形外科の田島達也教授が兼任されていた。その後、1979年4月に新潟大学病院の西病棟1階にリハビリ診察室、理学療法室、水治療室、作業療法室(1979年7月、新潟大学病院作業療法部門開設)、ADL室、小児プレイルーム、言語治療室、訓練用のトイレ・風呂場が完成し、ハード面が充実された。

1980年代

1986年当時は佐藤豊先生が助手として勤務されていた。所属は中央診療部の1つである「理学療法部」であった。

1989年には田島達也教授の退官に伴い、整形外科の高橋榮明教授が理学療法部長を兼任された。

1990年代

1997年4月に新潟大学病院理学療法部に長年ご勤務された佐藤豊先生が退職された。佐藤豊先生は20余年に渡り、新潟大学病院のリハビリ部発展のため、さらに障害を持った患者様のため、ご尽力された。その後任として、遠藤高子先生(現丸山リハビリテーション診療所院長)が勤務された。遠藤高子先生は「新潟地域リハビリテーション懇話会」や「新潟リハビリテーション研究会」の発足に御尽力された。1998年10月から、遠藤高子先生は米国のRIC (Rehabilitation Institute of Chicago)へ留学され、研鑽を積まれた。遠藤高子先生の留学に伴い、同年10月から加藤久佳先生が助手として勤務された。

1999年4月に高橋榮明教授の退官に伴い、形成外科の柴田実教授が理学療法部長を兼任された。

2000年代

2001年4月には柴田実教授に代わり、整形外科学教室の遠藤直人教授が理学療法部長を兼任された。

2001年5月末に加藤久佳先生が退職され、同年8月からは遠藤高子先生が再び理学療法部の助手として、勤務された。

2002年10月には前助手の佐藤豊先生が「総合リハビリテーションセンター・みどり病院」の院長として、リハビリ専門病院を立ち上げられた。

2003年3月からは遠藤高子先生の退職に伴い、木村慎二先生が理学療法部の助手として、勤務した。2006年1月からは名称を「総合リハビリテーションセンター」に変え、木村慎二先生が引き続いだ。

2006年1月に新潟大学医歯学総合病院、総合リハビリテーションセンターは旧理学療法部が新病棟東館2階に移転し、それと同時に名称を変更した。以前まで備えていた理学療法(PT)室、作業療法(OT)室、言語聴覚(ST)室に加え、摂食嚥下リハビリ室と呼吸リハビリ室を併設し、総床面積は704m2と国立大学法人附属病院の中でも広いリハビリ室となっている。

2006年1月からは常勤医師が1人に減員したため、同年4月より特任准教授を学外から採用した。2006、2007年度は新潟リハビリテーション病院・リハビリテーション部長の崎村陽子先生、また2008、2009年度は亀田第一病院・リハビリテーション部長の村岡幹夫先生が特任准教授を勤められた。

2010年代

2010年1月からは総合リハビリテーションセンターに助教枠1名の追加が認められ、教官が2名体制となった。助教枠には青木可奈先生が着任し、救命災害治療センターでのリハビリ診療の早期介入に力を入れることができるようになった。

2011年2月には総合リハビリテーションセンターの助教枠が准教授に昇進し、木村慎二先生が初代准教授になった。

2011年4月からは青木可奈助教に代わって、張替徹先生が助教として、着任した。

スタッフ紹介

医師 14名

  • 病院教授 木村 慎二(リハビリテーション科専門医)
  • 医員 眞田 菜緒(リハビリテーション科専門医)
  • 医員 山崎 遼(リハビリテーション科専門医)
  • レジデント 小南 亮
  • レジデント 赤嶺 学
  • 助教 大嶋 康義(呼吸リハビリ担当医)
  • 教授 井上 誠(摂食嚥下担当歯科医)
  • 准教授 辻村 恭憲(兼任、摂食嚥下担当歯科医)
  • 講師 真柄 仁(摂食嚥下担当歯科医)
  • 助教 那小屋 公太(兼任、摂食嚥下担当歯科医)
  • 助教 吉原 翠(兼任、摂食嚥下担当歯科医)
  • 助教 小貫 和佳奈(摂食嚥下担当歯科医)
  • 医員 前川 和也(摂食嚥下担当歯科医)
  • 医員 河野 茜(摂食嚥下担当歯科医)

理学療法士 13名

認定資格

  • 日本糖尿病療養指導士 1名
  • 生活習慣病改善指導士 1名
  • 認定理学療法士 内部障害理学療法專門分野(代謝) 1名
  • 認定理学療法士 内部障害理学療法專門分野(呼吸) 4名
  • 認定理学療法士 運動器理学療法専門分野(運動器) 1名
  • 3学会合同呼吸療法認定士 7名
  • 心臓リハビリテーション指導士 3名
  • 住環境福祉コーディネーター 2級 5名
  • 住環境福祉コーディネーター 3級 1名
  • 介護予防推進リーダー 3名
  • 地域包括ケア推進リーダー 2名
  • 呼吸ケア指導士 初級 1名
  • 心不全療養指導士 1名

作業療法士 5名

認定資格

  • 住環境福祉コーディネーター 2級 1名

看護師 4名