本研究班の目的
従来よりHIV陽性男性、陰性女性夫婦では、性交渉により妻の二次感染の危険性があることから、妊娠できないとされていました。
これに対し、本研究班では夫精液からHIVウイルスを除去する方法を開発、臨床応用を行ってきました。この結果、現在まで100組以上のカップルに対しての治療により非感染女性へのHIV感染を1例もきたすことなく、安全に生児が得られるようになりました。
本年度よりスタートした計画においては、この治療を継続し、その有効性、安全性を確認するとともに、より効率的な精子凍結法の開発、精液中の各分画におけるウイルス量の測定、操作が簡便かつ安全性の高い、新しいウイルス分離法の確立などを実施することを予定しています。
さらに過去の知識の蓄積の基、情報公開を積極的に行い、これら生殖医療の実施に関する実習および講習会を定期的に開催する一方で、本治療の国内、国外施設への紹介、外国人患者の受け入れも積極的に行い、エイズ患者のための生殖医療の向上を目指します。
主任研究者
新潟大学医学部産科婦人科教室 田中憲一
研究者紹介
| 主任研究者 | 田中憲一 | 新潟大学医学部産科婦人科教室 |
|---|---|---|
| 分担研究者 | 花房秀次 | 荻窪病院・血液内科 |
| 加藤真吾 | 慶応義塾大学医学部微生物学教室・ウイルス学 | |
| 兼子 智 | 東京歯科大学市川病院産婦人科 | |
| 八幡哲郎 | 新潟大学医歯学総合病院産婦人科 | |
| 高桑好一 | 新潟大学医歯学総合病院産婦人科 | |
| 宇都宮龍馬 | 旭化成クラレメディカルアフェレシス事業部 |