体外受精-胚移植の臨床応用の実績
これまでに私たちの研究グループで105名のご夫婦に対し体外受精-胚移植を実施し、60名の方(57.1%)が分娩に至るという結果を得ています。また、胚移植の周期で検討してみますと、264周期の胚移植を行い、80周期(30.3%)で妊娠が成立し、60周期(22.7%)で成功しています。また流産に終った例は20例(7.6%)でした。
新潟大学医歯学総合病院産婦人科の成績は以下のとおりです。
35名の女性に対し体外受精-胚移植を実施し、18名の方(51.4%)が分娩に至るという結果を得ています。

図1 HIV陽性男性、陰性女性夫婦に対する体外受精-胚移植の成績
(新潟大学医歯学総合病院)

図2 HIV陽性男性、陰性女性夫婦に対する体外受精-胚移植の成績
(新潟大学医歯学総合病院産婦人科)
また、胚移植の周期で検討してみますと、53周期の胚移植を行い、22周期(41.5%)で妊娠が成立し、18周期(34.0%)で分娩に至るという結果になっています。4周期(7.5%)は流産となりました。
胚移植を実施した症例については、胚移植後3か月間にわたりHIVの検査を実施していますが、二次感染は認められていません。また、出生したお子さまについても感染は認められていません。