診療科のご紹介

【外来電話番号】025-227-2608

泌尿器科

泌尿器科は、腎・尿路(腎盂、尿管、膀胱、尿道)と男性生殖器および副腎をはじめとする後腹膜臓器の疾患を主な診療対象としています。その多くは腎機能障害をきたす可能性のあるものや悪性腫瘍などの生命を脅かしたり、あるいは頻尿・尿失禁など生活の質の低下に結びついたりする重要な疾患です。外科的治療だけでなく、抗癌化学療法や排尿障害に対しての薬物治療など内科的治療を行い、総合的に診断治療をする診療科です。
当科は新潟県さらには近県の中枢病院として、泌尿器科全般に高度な医療を提供しています。泌尿器・男性生殖器の悪性腫瘍、腎移植・腎血管外科、尿排出障害・蓄尿障害・尿失禁などの神経泌尿器科、勃起障害などの男性機能障害、先天性尿路奇形などの小児泌尿器科といった高い専門性を要する各分野について、専門医が診療を行っています。

特色ある治療

当科では慢性腎不全に対して生体腎移植・献腎移植をこれまでに400症例以上と多数実施しています。腎移植は透析療法と並んで末期腎不全の有効な治療手段であり、唯一の根治療法です。近年、免疫抑制療法の進歩により治療成績は飛躍的に向上しています。その中で当科がABO血液型不適合腎移植の免疫抑制療法を確立し、腎移植適応を広げたことは国際的にも高い評価を受けています。現在は腎臓内科や小児科などと連携を高め、血液維持透析導入前患者や小児腎不全患者に対する生体腎移植にも力を入れています。最近の新潟大学での移植成績は、5年生着率においてABO血液型適合腎移植で97%、ABO血液型不一致腎移植で100%、ABO血液型不適合腎移植で95%と他施設に比較しても良好な成績となっています。

腎・副腎腫瘍(良性、悪性ともに)に対する低侵襲治療として腹腔鏡手術を行っており、国内外でも有数の経験数を誇っています。腹腔鏡手術とは腹壁に数ヶ所の孔(5mm~12mm程度のあな)を開けて内視鏡や鉗子と呼ばれる手術器具を挿入してテレビモニターで体内の様子を見ながら手術を行う方法です。この手術方法は通常の開放手術と比べ、患者さんの術後の身体的負担が少ないという大きな利点があります。1992年に世界で始めてこの方法で副腎摘出術を行ったのが当科であり、今日では副腎・腎臓・前立腺腫瘍に対する標準術式となっています。さらに、腫瘍の治療だけでなく生体腎移植ドナーの腎摘出手術や腎盂尿管移行部狭窄などの尿路奇形の治療においても腹腔鏡を用いた手術を行っており、患者さんの負担軽減に努めています。2014年2月に「ダヴィンチSi (米国Intuitive Surgical社)」という手術支援ロボットを導入し、同時期より前立腺がんに対する根治的前立腺全摘除術、また2016年11月より腎がんに対する腎部分切除術において、ダヴィンチを用いた手術を行っています。手術支援ロボットには、3D画像による拡大視野、手ぶれ防止機能、人の手では不可能な微細な関節運動など多彩な機能が備わっていることから、従来の術式に比べてより正確で安全性の高い手術が行えるようになりました。

悪性腫瘍の分野では手術療法の他にも各種化学療法や免疫療法など集学的治療を行い、可能な限り治療成績を向上させるよう日々努力しています。特に腎癌においては手術に加え、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬に代表されるがん免疫療法など、新しい抗がん剤を積極的に用いて治療を行っており、この分野では世界的な開発治験に参加しています。また、前立腺癌においては高精度外照射療法(強度変調外照射療法、IMRT)、高線量率組織内照射療法(HDR-BT)といった多種多様の放射線治療が可能となっており、症例毎の治療選択肢を広く提示することができる国内でも有数の充実した治療体制が整っています。

小児泌尿器科分野は、小児における腎・尿路系疾患や外陰部・生殖器疾患などを専門とする領域であり、その多くは先天性疾患です。この分野では腎機能の温存や感染の予防・外観を整えることを目的として手術治療を中心に行っています。一方で不要な手術を強いることのないよう、慎重な外来定期診察を心掛けています。当科では県内の尿道下裂手術の大半を行うなど、手術に関しては県内の中心的役割を担っています。

前立腺肥大症や神経因性膀胱・過活動膀胱などの排尿障害に対しては、薬物治療を中心として患者個々の病状・生活スタイルにあった排尿管理を心掛け、治療を行っています。また、排尿障害や尿失禁に対する手術治療も行っています。

取り扱っている主な疾患

  • 副腎腫瘍(良性、悪性)
  • 副腎内分泌異常症
  • 腎腫瘍(良性、悪性)
  • 尿路悪性腫瘍(腎盂、尿管、膀胱、尿道)
  • 精巣腫瘍
  • 陰茎癌
  • 前立腺癌
  • 前立腺肥大症
  • 過活動膀胱
  • 神経因性膀胱
  • 尿路感染症
  • 男性性感染症
  • 尿道下裂
  • 停留精巣
  • 腎盂尿管移行部狭窄症
  • 二分脊椎症
  • 膀胱尿管逆流症

専門外来

  • 腎不全・腎移植外来
  • 腫瘍外来
  • 神経因性膀胱外来
  • 小児泌尿器(小児尿路形成)外来

担当医表

2017年10月1日現在

 
新来
一般外来

丸山 亮
結城 恵理
晝間 楓

丸山 亮
結城 恵理
晝間 楓

 

丸山 亮
結城 恵理
晝間 楓

 

再来
一般外来
(特殊のみ)

星井 達彦
安樂 力
鳥羽 智貴
山口 峻介
黒木 大生
長谷川 素

 

田崎 正行
安樂 力
石崎 文雄
信下 智広
鳥羽 智貴
山口 峻介
黒木 大生
長谷川 素

(特殊のみ)
丸山 亮
晝間 楓

腫瘍外来  

冨田 善彦
原 昇
丸山 亮
山名 一寿

 

笠原 隆

笠原 隆
山名 一寿
石崎 文雄

腎不全
腎移植外来
 

齋藤 和英
田﨑 正行

   

田﨑 正行
(予約のみ)

神経因性
膀胱外来
      小原 健司  
小児尿路
形成外来
      小原 健司  
WEBサイト 外来案内図

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