中央診療施設などのご紹介

血液浄化療法部

血液浄化療法部は院内における血液浄化療法を担当しています。取り扱っている血液浄化療法は腎臓病患者さんに行われる血液透析をはじめ、腹膜透析、血漿交換、血液吸着療法、末梢血幹細胞採取、腹水濾過濃縮再静注法など多彩です。当院では昭和41年に血液透析をはじめた国内有数の伝統のある施設であり、現在の血液浄化療法部は平成9年に設置されました。これまでに臨床業務を中心に行いながら、透析アミロイドーシス治療のための吸着カラムの開発、かゆみの検討など研究も盛んに行われてきました。
血液浄化療法部にはベッドが15床あり、年間5,000件以上の血液浄化を行っています。多くの場合、関連病院から紹介された慢性透析患者さんや透析療法を導入される患者さんが多く、安定すると関連病院で治療を継続していただきます。腎臓病に対して血液透析の他、オンライン血液透析濾過も導入し、近年普及が広がっています。また30名以上の腹膜透析患者さんが外来通院しています。腹膜透析は連日自宅で治療を行いながら、月に1または2回程度外来通院し体調管理を行います。腹膜透析から血液透析、血液透析から腹膜透析への移行も血液浄化療法部で行い、血液・腹膜透析の併用療法を行っている患者さんもいます。また泌尿器科と共同で腎移植前後の透析療法、血漿交換療法などを行っています。
これらの治療を円滑に行うために常勤医師、看護師、臨床工学技士、クラークの他、腎膠原病内科の全面的な協力のもとでその運営に当たっています。どんな状況においても、まごころを込めて診療にあたるよう心がけています。

特色ある治療

  1. 血液透析(血液透析濾過)
    慢性透析:血液透析は関連施設からの透析条件に対応できるよう複数のダイアライザーや抗凝固薬を準備しています。手術後の全身状態が不安定なときは集中治療部に出張して血液透析、ときに持続血液透析濾過を行います。また当院ではオンライン血液透析濾過にいつでも対応できるように水質管理を徹底しています。
    透析導入:血液透析導入の際はなるべく内シャントなどバスキュラーアクセスの設置を行い導入に備えます。導入の際は不均衡症候群の発症の心配もあり多くは入院をしていただいています。透析療法に関する情報について看護師を中心に提供させていただき、透析療法を継続していただく施設への橋渡しを行います。
     
  2. 腹膜透析
    腹膜透析は主に火曜日と木曜日に外来を行います。
    スタッフは患者さんの全体的な体調、腹膜透析の順調な実施、カテーテル出口部の観察、検査、そして注射など処置を行います。また定期的に腹膜平衡試験などの腹膜機能検査、腹膜透析カテーテルのチューブ交換について看護師を中心に行います。食事療法、合併症対策、患者さん同士の交流を目的とした腹膜透析患者さん対象の食事会を定期的に行っています。
     
  3. 療法選択
    慢性腎臓病ステージ4, 5の患者さんを対象に、腎代替療法に関する情報提供を行います。腎不全の程度、それぞれの治療法の特徴、治療による生活の変化を具体的に説明し、病状、ライフスタイル、年齢、社会的役割など考慮したうえで、その人にとってより良い療法選択ができるように支援します。

スタッフ紹介

  • 血液浄化部 部長/成田一衛
    部長/成田一衛
  • 血液浄化部 副部長/山本卓
    副部長/山本卓

血液浄化部

 

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