専門研修用高度シミュレーター

新生児蘇生シミュレーター使用状況報告

2007年より日本周産期・新生児医学会の公認講習会として、日本版新生児蘇生法(NCPR: Neonatal Cardio Pulmonary Resuscitation)講習会が全国展開されている。NCPRでは講義、基本的手技の実習、シナリオ実習、ペーパーテストが行われ、一定レベルに達すると資格認定を受けることができる。NCPRにおいてより強調されていることは、バッグ・マスク、胸骨圧迫を正確、確実に行うことであり、そのためには蘇生シュミレーターによる技術の習得が必要である。

今回導入したネオナブルー(R)(ガウマード)と新生児気道管理トレーナ(R)(レールダル)は、NCPRにおいて必須となる実技実習を効果的に行うことができる。ネオナブルー(R)は気管挿管や人工呼吸、胸骨圧迫を行うことのできる全身型新生児モデルであり、中心性、末梢性チアノーゼをLED によって再現することができる。バッグ・マスクや胸骨圧迫のペースメーカー機能も有し、手技が適切に行われた場合にはチアノーゼが時間によって変化し、その効果を視覚的に体感できるようになっている。また、接続されているゴム球によって、臍帯拍動の確認も行うことができる。

一方、新生児気道管理トレーナ(R)は気管挿管やバッグ・マスクに機能を特化したもので、繰り返し行うことで手技を確実に習得するのに有効である。

これらのシュミレーターを使用し、周産期に関連した医師、医学生、コメディカルのスキルアップのため、新生児蘇生法の実技講習を2回/月のペースで定期的に行うとともに、NCPR公認講習会の開催も始まっている。

写真:NCPR Bコースでネオナブルー(R)を使用して実技実習を行っている。